JNTLコンシューマーヘルスが製造している第2類医薬品「タイレノールA」は、頭痛や生理痛などの痛みに効果的な市販薬として、多くの人々に愛用されています。
そんなタイレノールAですが、近日中に製造中止になるという噂が流れています。
製造中止の噂を聞いて、あなたは、
- 「なぜ中止になるの?」
- 「再販はするの?」
- 「どこで買えるの?」
などと、疑問や不安を抱いているのではないでしょうか。
そこで今回は、タイレノールAが本当に製造中止になってしまうのか、噂の真相と製品の購入可能場所についてお伝えします。
タイレノールAは現在も購入可能!廃盤の噂は何故広まったのか!?
タイレノールAの廃盤に関して、メーカーの公式サイトなどで確認を行った結果、製品は引き続き製造・販売が行われると判明しました。
タイレノールAは今後も安心して購入できますが、何故廃盤の噂が流れてしまっているのでしょうか。
考えられる要因として、下記の3点が挙げられます。
同じ配合成分を含んだ別の医薬品が回収されたから
タイレノールAには「アセトアミノフェン」という鎮痛成分が含まれていますが、2021年に5社の製薬会社が製造していた、アセトアミノフェン成分入りの医薬品6品目が品質不良で自主回収されました。
自主回収された医薬品にタイレノールAは含まれていませんが、同じ成分を含んでいる医薬品が自主回収された事で「タイレノールAも自主回収されたのでは?」と思い込んだ人々が、噂を流してしまった可能性があります。
新型コロナウイルスの影響で品薄になっていたから
タイレノールAなどの解熱鎮痛薬は、新型コロナウイルスの蔓延により世界的に混乱が起きていた2022年から2023年の間、症状緩和やワクチンの副作用緩和の為に、大勢の人々が手当たり次第に買い漁りました。
大勢の人々が解熱鎮痛薬を一斉に購入した為、タイレノールAを含んだ解熱鎮痛薬が、店舗から姿を消していました。
現在は流通が落ち着いており、タイレノールAなどの解熱鎮痛薬は容易に買えるようになっています。
しかし品薄状態が長く続いていた為「このまま買えなくなるのでは?」と思った方々が、噂を流したとも考えられます。
パッケージの色が大幅に変わったから
タイレノールAは、これまで白を基調としたパッケージでした。
2022年にパッケージデザインを一新し、現在は赤を基調としたデザインに変わっています。
外箱の色が大きく変わった為、白いパッケージの旧品を愛用していた方々がリニューアル直後に製品が見つけられず、廃盤したと誤解して噂を流してしまった可能性も高いです。
タイレノールはここで買える!販売店一覧
同一成分を含んだ医薬品の自主回収や、長く続いた品薄状態、パッケージの大幅な変更などが原因で廃盤の噂が流れた「タイレノールA」ですが、現在も様々な場所で購入することができます。
タイレノールAはOTC(市販)医薬品ですので、店舗に行くだけで製品が買えます。
下記はタイレノールAなどのOTC医薬品が販売されている店舗の一覧です。
ドラッグストア
タイレノールAは、OTC医薬品を数多く販売しているドラッグストアで購入できます。
・ウエルシア薬局
・ココカラファイン
・マツモトキヨシ
・クスリのアオキ
・くすりの福太郎
・スギ薬局
・サンドラッグ
・キリン堂
上記のチェーンドラッグストアのほかに、地方展開しているドラッグストア各店でも、タイレノールAは解熱鎮痛薬売り場で販売されています。
タイレノールはドラッグストアで買えます pic.twitter.com/CQCgVsIHJq
— 徒然さん (@okusuri2013) July 27, 2022
ディスカウントストア
タイレノールAは、OTC医薬品を含めた様々な日用品を販売しているディスカウントストアでも購入できます。
・メガドンキ
・ドン・キホーテ
・ジャパン
・大黒屋
・ミスターマックス
・OKストア
・トライアル
上記は、全国展開している大手ディスカウントストアです。
店舗数が多いので、タイレノールAが品切れになっていても多店舗から取り寄せて貰えます。
うちで常備薬になっている解熱剤のタイレノールA(アセトアミノフェン)が使用期限切れで廃棄したので買いに行ったら、2店舗で品切れでした。新型コロナワクチンの副反応に備えて買ってる人が多いんですかね。
結局、ドンキで買えました〜。— hrx (@hrx) July 31, 2021
ホームセンター
タイレノールAなどのOTC医薬品は、全国のホームセンターでも売られています。
・カインズ
・コーナン
・DCMホールディングス(カーマ・ダイキ・ホーマックなど)
・ナフコ
・コメリ
・島忠
上記などのホームセンターで、日用品を扱っている売り場に置かれていることが多いです。
総合通販サイト(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど)
タイレノールAは、Amazonや楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手総合通販サイトでも販売されています。
Amazonでは通常価格から割引されており、更にポイントなどを併用してお得に製品が購入できます。
タイレノールのラインナップは?
ドラッグストアから総合通販サイトまで、様々な場所で現在も販売されている「タイレノールA」ですが、製品には幾つかの種類があります。
・10錠入り
・20錠入り
・30錠入り
価格はそれぞれ、806円・1445円・2090円(いずれも税込価格・2024年1月時点)です。
人気のタイプはどれ?
3つの容量展開がされている「タイレノールA」ですが、最も人気が高いタイプは20錠入りです。
製品は15歳以上で1回1錠・1日3回まで服用できます。(※15歳未満は服用不可)
20錠入りですと、最大で飲んでも約1週間分あります。
少な過ぎず、かつ症状が治まるまでに飲み切りやすいことが人気の理由だと考えられます。
タイレノールに関するQ&A
頭痛・生理痛以外の痛みにも効く?
タイレノールAは頭痛・生理痛のほか、関節痛・肩こり・腰痛・歯痛(抜歯後の疼痛)・咽喉痛・耳痛・神経痛・筋肉痛などにも優れた効果を発揮します。
カロナールとの違いは?
タイレノールAと混合されることが多い「カロナール」ですが、どちらも同じ有効成分(アセトアミノフェン)を含んでいる解熱鎮痛薬です。
タイレノールAはJNTLコンシューマーヘルス、カロナールはあゆみ製薬が名付けた医薬品の商品名です。
タイレノールAは第2類のOTC医薬品ですが、カロナールは薬局で薬剤師が調剤する第1類医薬品です。
カロナールを手に入れる為には、病院やクリニックを受診して医師から処方箋を貰う必要があります。
妊娠中でも飲める?
妊娠中の方・授乳中の方・または妊娠の可能性がある方は、医師または薬剤師と御相談下さい。
症状や体調などを考慮した上で医師もしくは薬剤師から許可が出れば、タイレノールAを服用することができます。
まとめ
タイレノールAは、ドラッグストア・ディスカウントショップ・ホームセンター・総合通販サイトで、現在も購入できます。
処方箋が必要なカロナールと同じアセトアミノフェンを含んでいますが、タイレノールAは処方箋が無くても購入可能です。
製品は上記でご紹介した店舗のほか、薬局やコンビニでも販売されています。
15歳未満は服用できないので、ご注意ください。妊産婦の方は医師・薬剤師が許可をすれば服用可能です。
様々な痛みに効果を発揮する「タイレノールA」を、辛い症状の緩和に是非とも役立ててくださいね。