アレルギー治療に欠かせないセレスタミンが、販売中止になるかもしれない！？
「セレスタミン配合錠の一部包装が、2020年10月頃に販売中止となる」
セレスタミンは、アレルギー症状を抑える効果の高い抗ヒスタミン薬です。長年にわたって多くの人に愛用されています。そんなセレスタミンが、今なお販売中止なのでしょうか？
これらの疑問に、この記事で答えていきたいと思います。
セレスタミンは販売継続中。しかし一部商品は販売中止。
セレスタミンは現在も販売されています。
しかし、セレスタミンは一部の包装のものに対し、販売中止となったようです。
セレスタミンが販売中止理由は？
セレスタミンは一部包装のものに対し、2020年10月に販売中止になりました。
その理由について調査してみました。
包装の問題？
セレスタミンは、2020年10月頃に一部の包装が諸般の事情により販売中止の発表がありました。
しかし別包装の製品は、現在も販売継続されています。
販売中止の包装は「セレスタミン配合錠 PTP10錠×100」というものです。
販売継続されているのは「セレスタミン配合錠 PTP10錠×50」とセレスタミン配合錠 バラ100錠」になります。
セレスタミンが販売中止になった諸般の事情という具体的な理由はわかりませんでした。
PTP というのは「press through pack」の略で、薬を1錠ずつプラスチックとアルミシートに挟んだ包装のことを言います。
今回、セレスタミンは、PTP包装された薬10錠1セットのものが100セット入ったものが販売中止になり、50セットのものは販売されているということと思います。
実質入り数が減ったということでしょう。
出荷量の調整？
セレスタミンが販売中止と囁かれた理由のもう一つは、出荷量の調整にあったと考えられます。
いくつかの製薬会社で製造されていたセレスタミンですが、一部メーカーの供給停止を受け、1社に集中的に需要が増加し、生産対応が追いついていないそうです。
従来より多い発注量や新規発注に対しては、今までの供給に影響が出るため、出荷量の調整を行っていたそうです。
2023年4月の時点で、9月には限定出荷解除される予定になっていますので、現時点では生産対応ができる状態になっているかもしれませんが、現状については、メーカーに確認したほうが良いでしょう。
セレスタミン 購入場所は？
セレスタミンは市販されていない
セレスタミンは市販では販売されていません。
セレスタミンは、アレルギー反応、特に鼻炎や蕁麻疹、皮膚湿疹を抑えてくれる薬です。
ステロイドが配合されているため、長期間の服用による体への影響リスクや、眠気を誘うなどの副作用と、服用には注意が必要な薬になります。
医療機関にて医師からの処方が必要になります。
個人輸入で手に入る？
セレスタミンは個人で手に入れることは決してお勧めしません。
個人輸入された薬は健康リスクが極めて高い他、医薬品副作用被害救済制度などが適用されません。
症状を改善させるための薬が、健康被害を誘うのは本末転倒。
個人判断で薬を輸入・購入することは避けましょう。
セレスタミンの代替薬
セレスタミンの代替薬はありません。
しかし、成分は異なりますがアレルギー症状の緩和として効果のある薬はあります。
ご自身の症状に合わせて選定されると良いでしょう。
花粉やハウスダストによるアレルギー性鼻炎に。
眠くなりにくく、空腹時でも服用できます。
花粉やハウスダスト等によるアレルギー性鼻炎や、食物等のアレルギーによる皮膚のはれ、かゆみを緩和します。
セレスタミン よくある質問
セレスタミンは急に服用をやめるとどうなりますか？
セレスタミンの服用を急にやめると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等の離脱症状があらわれることがあります。
セレスタミンの服用をやめる方法は？
セレスタミンの服用をやめる場合は、徐々に減量するなど慎重に行います。
離脱症状（発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等）があらわれた場合には、直ちに再投与又は増量することが言われています。
セレスタミンの服用をやめたい場合は、個人で勝手に判断せず、医師や薬剤師に相談しましょう。
まとめ
今回はセレスタミンは販売中止とその理由、出荷調整、購入方法について調査しました。
セレスタミンは一部の包装製品に対し、販売中止となっていますが、販売はされています。
また、一部メーカーでの供給停止により、出荷調整されたようです。
セレスタミンは市販では販売されていません。
医療機関にて医師からの処方が必要です。
個人輸入は医薬品副作用被害救済制度などが適用されません。
健康リスクを考えてもお勧めしません。
薬の選定、服用は必ず医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。
