過敏性腸症候群の薬として用いられるトリメブチン。
「セレキノン」や「トリメブチンマレイン酸塩」という名前でもよく知られています。
今このトリメブチンの販売中止が問題となっています。
そこで今回は、トリメブチンの製造中止は本当なのか、その理由や代替薬や現在の入手方法など調査しました。
トリメブチン販売中止とその理由
トリメブチンの販売中止は本当のようです。
なぜ販売中止になったのでしょうか。
諸般の事情 それに伴う出荷調整
2020年大手ジェネリック医薬品メーカー「日医工」での製造工程による不正・不備が明るみになったとともに、業務停止処分を受けました。
この出来事を受け、他のジェネリック医薬品メーカーでも調査が行われ、様々な事象が発覚しました。
各社の処分に伴い、製造中止となった薬の一つに「トリメブチンマレイン酸塩」も含まれていました。
ジェネリック医薬品(後発品)である「トリメブチンマレイン酸塩」の製造が中止となると、先発品は品薄になりました。
2021年10月からは出荷調整がかかってしまい、今では入手困難になってしまいました。
市販薬の入手は可能?
トリメブチンマレイン酸塩が含まれている市販薬に「セレキノンS」や「タナベ胃腸薬」があります。
現在、これら市販薬も購入ができない状態です。
トリメブチン よくある質問
飲み合わせ、他の薬との併用は?
特に飲み合わせの悪い薬はないとされています。
しかし、医師の診療を受けている方は、市販薬を購入前に必ず医師・薬剤師・登録販売者に相談の上、購入、服用してください。
トリメブチンの特徴は?
トリメブチンは「トリメブチンマレイン酸塩」のことで、過敏性腸症候群や慢性胃炎の治療に用いられます。
消化運動調律薬として、弱った胃腸の運動を活発化してくれます。
特に下痢型の過敏性腸症候群に効果が高く、胃腸の働きを整えてくれます。
まとめ
今回はトリメブチンの販売中止とその理由、代替品が市販で買えるかを調査しました。
トリメブチンの販売停止は本当です。
その理由としてジェネリック医薬品メーカーの業務停止処分に伴う製造中止が影響しました。
市販薬もありますが、現在は在庫がなく、購入できません。
身体が健康であることは、気持ちや心にも影響します。
日頃から健康に気を遣った食事や生活を心がけ、できるだけ薬に頼らない日常を過ごせるようにしましょう。