アレルギー性鼻炎の際に病院から処方されることが多いアラミスト点鼻液。
近年花粉症患者が増える日本には、なくてはならない医薬品の1つです。
そんなアラミスト点鼻液が販売中止になったと噂になっています。
今回は販売中止の噂の真相、後発品や市販薬について調査したいと思います。
アラミスト点鼻液が販売中止という噂は本当?
アラミスト点鼻液が販売中止になったという噂についてですが、実は本当ではありません。
なので、アラミスト点鼻液は現在も販売しています。
では、一体なぜ販売中止と噂になっているのでしょうか?
アラミスト点鼻液が販売中止と噂される理由
調査してみるとアラミスト点鼻液が販売中止と噂される理由には下記のようなものがありました。
- アラミスト点鼻液の後発品であるフルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液が出荷制限や販売中止になった。
- そのためアラミスト点鼻液の需要が高まり、限定出荷をしている。
グラクソ・スミスクライン株式会社から販売されるアラミスト点鼻液には後発品が多数あります。
しかし、2024年2月前後から後発品が相次いで限定出荷となったのです。
理由は海外情勢や国内災害の影響です。
ちょうど花粉の飛散が始まる頃で需要は高まる中、グラクソ・スミスクライン株式会社もアラミスト点鼻液を需要通りに供給することは不可能と判断したため、やむを得ず限定出荷にすることとなったようです。
グラクソ・スミスクライン株式会社の公式発表には以下のように書かれていました。
後発品各社の限定出荷の影響により現状すべてのご要望にお応えすることが困難となることが見込まれます。つきましては誠に恐縮ながら 2024 年 2 月より限定出荷とさせていただき
たく存じます。
2024年5月現在も限定出荷は続いているようです。
アラミスト点鼻液の後発品・市販薬は販売されている?
花粉や黄砂・PM2.5、ハウスダストやホコリといったものが原因で起こるアレルギー性鼻炎。
「限定出荷なんて困る!」という方もいらっしゃいますよね。
そこでアラミスト点鼻液の代替薬・市販薬について調査しました。
アラミスト点鼻液の代替薬は?
アラミスト点鼻液の後発品には以下のものがあります。
- フルチカゾンフランカルボン酸エステル
- 「ニットー」(日東メディック)→限定出荷
- 「タカタ」(高田製薬)→限定出荷
- 「杏林」(キョーリンリメディオ)→限定出荷
- 「トーワ」(東和薬品)→限定出荷
- 「武田テバ」(武田テバファーマ)→限定出荷
アラミスト点鼻液の後発品は5社が販売していますが、いずれもアラミスト点鼻液と同様に限定出荷をしている状況です。
アラミスト点鼻液に似た市販薬は?
アラミスト点鼻液は医療用医薬品のため市販では販売してません。
そこでアラミスト点鼻液に似た市販薬を調査しました。
しかし、アラミスト点鼻液の有効成分であるフルチカゾンフランカルボン酸エステルを配合する市販薬はないということがわかりました。
そのため、アラミスト点鼻液やその後発品が欲しい場合は医師の診察を受けるようにしましょう。
ただ、鼻水や鼻づまりに効果のある、ステロイドが配合された点鼻薬は市販で販売されています。
アラミスト点鼻液に関するよくある質問
アラミスト点鼻液に関するよくある質問をまとめました。
アラミスト点鼻薬は何に効く薬ですか?
抗炎症作用・抗アレルギー作用があり、くしゃみ・鼻水・鼻づまりの症状を改善します。 アレルギー性鼻炎の治療に使われています。
アラミストは1日何回使用できますか?
通常、成人は1回2噴霧ずつ、計4噴霧を1日1回行います。 小児は1回1噴霧ずつ、計2噴霧を1日1回行います。 個人差があるので、必ず医師・薬剤師の指示に従いましょう。
アラミストの副作用はありますか?
鼻血・鼻への刺激感・痛み・乾燥感などが副作用として発生する可能性があります。
まとめ
今回はアラミスト点鼻液の販売中止の噂の真相、後発品や市販薬について調査しました。
アラミスト点鼻液は現在も販売しています。
アラミスト点鼻液が販売中止と噂される理由には下記のようなものがあります。
- アラミスト点鼻液の後発品であるフルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液が出荷制限や販売中止になった。
- そのためアラミスト点鼻液の需要が高まり、限定出荷をしている。
アラミスト点鼻液の後発品には以下のものがありますが、いずれも限定出荷をしています。
- フルチカゾンフランカルボン酸エステル
- 「ニットー」(日東メディック)
- 「タカタ」(高田製薬)
- 「杏林」(キョーリンリメディオ)
- 「トーワ」(東和薬品)
- 「武田テバ」(武田テバファーマ)
アラミスト点鼻液と同成分の市販薬は販売されておらず、もし同成分の医薬品が欲しい場合は病院に行き診察を受けましょう。
鼻水や鼻づまりに効果のある、ステロイドが配合された点鼻薬は市販で販売されています。
しかし、自己判断での医薬品の使用は身体に危険を及ぼす可能性があるため、必ず医師・薬剤師に相談してから購入するようにしましょう。